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会長あいさつ

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ごあいさつ

 2023年(令和5年)6月、笠原善仁先生の後を受けて、福井県小児科医会の会長の任を担う事となりました津田英夫です。至らぬ点も多々あるかと存じますが副会長、役員の先生方を始め会員の先生方のご支援ご指導のもとに精一杯頑張っていきたいと考えています。

 一般社団法人福井県小児科医会は、日頃小児科診療に当たる福井県内の開業医や病院勤務医を中心として結成された組織で、日本小児科医会の下部組織にあたり、福井県での会員数は2023年(令和5年)6月末の時点で120名を超えます。当小児科医会の使命は大きく小児の保健・医療の充実を図るとともに、会員相互の交流及び連携を促進し、小児の健康及び健全な成育に寄与することにあります。

 福井県小児科医会の主な取り組みとして、感染症対策および予防接種事業、救急・急病診療および母子・乳幼児・学校保健です。感染症対策では、予防接種推進ポスターの作成や予防接種研究会の開催などの他、メーリングリストによる迅速な感染症情報共有、感染症サーベイランスへの参加・協力および感染症発生動向調査を行っています。救急・急病診療の領域では、2010年から県内各市町における小児救急講習会の講師派遣や救急対策パンフレット作成による啓蒙・広報を図ってきました。2020年4月から福井県こども急病センターを福井市健康管理センター2階に移転させその運営を直接担当して参りました。

 母子・乳幼児・学校保健関連では、乳幼児健診や保育所・幼稚園・学校での健診を通じて健康管理の質の向上への協力をして参りました。2018年には学校検尿健診の県下統一のガイドラインを作成、心臓検診についても県下における実態調査に取り組んでいます。最新の知識、幅広い知識の習得と良質な医療を提供するための臨床勉強会は280回を数えます。在宅医療・障がい児への対応、こころのケア、小児アレルギー、循環器疾患のスキルアップ、情報共有を目的として、オンラインでの各々の勉強会も定期的に開催しております。

 新型コロナウイルス感染の流行により様々に乱れてしまったこどもたちの生活が通常に戻ることが健全な育成にもつながり、早く種々の社会的な制限がなくなることを祈ります。また2024年元旦の隣県能登地方での災害は、計り知れない程の衝撃を福井県民にそして小児科医会会員にも投げかけました。いつ起こるか分からない災害時の対策や、新型コロナウイルスなどの新興ウイルス感染流行に対し、日々の診療の中から備えることの大切さを痛感させられ、行政とも話し合って準備を行って行きたいと考えております。

 心身ともに健康で成長できる日が来ることを希望し、福井県小児科医会の会員は、地域の医療、保健、福祉の充実のために努力をしていきたいと思います。福井県小児科医会に御理解頂くとともに、御指導と御協力をお願い申し上げます。

一般社団法人福井県小児科医会代表理事 会長 津田 英夫